ホテルにチェックインして早々にシャワーを浴びると、IDP取材時にかぶった砂が、髪から体から赤い水になって流れ落ちていきました。
(結構きめ細かい砂だったので、カメラもメンテナンスに出さないとダメかもしれません。ズームリングを回すと、微妙に「ジャリッ」という音が…)
それは、グルにおけるウガンダ政府軍広報担当官ムゲジ氏。
本来の予定では、現在スーダンで行われている和平交渉に伴い国境沿いに集結しているLRA兵士たちへの取材許可(厳密に言うと微妙に違いますが)を、彼に申し込むつもりだったのです。
が、何度も電話し、さらには軍のオフィスに足繁く通ったものの、結局彼と初めて会えたのは木曜日の夜でした。
電話での口調から繊細で神経質な痩せた人を想像していたのですが、実際のムゲジ氏は、顔を合わせたときが10日ぶりの休みだったこともあって、おしゃれな私服に白いハンチング帽をかぶった丸顔のとても気さくな人でした。
軽くビールを飲みながら話しを進め、この瞬間のために準備していたとっておきの取材依頼(*注1)をすると、「よし分かった。是非その取材には協力したい。ただ明日、明後日はむりだから、来週の月曜日からでどうだ?」と、ことのほか乗り気でした。
が、来週月曜日というと、私はナイロビにいなければなりません。
火曜日には日本行きの飛行機に乗らないと、えらいことになってしまいます…。
こればかりはどうにもならないので、泣く泣く「こういう理由で無理なので、それは来年」と、アフリカで一年後の約束をすること自体まったくもって無意味だと知りつつも、答えるしかありませんでした。
その代わり、金曜日の朝食を食べつつ、インタビューをさせてもらう事になったのです。
(注1)
今まで散々痛い目にあって学習したのですが、取材依頼をするとき、嘘をつくことは絶対に避けなければなりません。
ただ言い回しを変えたり、表現に変化をつけたりすると、最終的な取材対象は同じなのに許可をもらえることがあったりします。
時間にして1時間(*注2)。
色々とインタビューができました。
記事を書くためにも、書籍のためにも、ムゲジ氏へのインタビューは必須だったので、とにかく話しだけでも聞けて良かったです。
(注2)
この1時間のためにも、確実に来てもらうためにできる限りの小細工をしました…。自分でやっておいてなんですが、人間不信になりそうです。

今回の取材、どこのメディアで発表させてもらえるか、まだ確定はしていませんが、はっきりし次第お伝えします。
ケニアではまたインターネットに接続できない可能性が高いので、おそらくこれで今回のアフリカレポートは終わりになると思います。
帰国して気力があったら、随時書ききれなかったことを追加します。
おつきあい頂き、ありがとうございました。
